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日本のマスコミに欠けている「リスクマネジメント」についての考え方
 
 
【2007/07/12 02:00】
 
 
食品11社、対日輸出を禁止=うなぎに大腸菌、検査強化アピール-中国
7月11日19時1分配信 時事通信

【北京11日時事】中国国家品質監督検査検疫総局は11日までに、日米など海外に加工食品を輸出する予定だった国内企業41社について安全性に問題があったとして輸出禁止などの措置を講じた。これら企業には、日本にうなぎのかば焼きの加工食品などを輸出する予定だった企業11社も含まれる。大腸菌などが検出されたケースもあり、中国産食品の安全性をめぐって不安の声がさらに高まりそうだ。
 同総局は10日、ウェブサイト上で29社の社名を公表し、11日にはさらに12社を追加。安全検査体制の強化をアピールする狙いもありそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070711-00000141-jij-int

今日はちょっと真面目に。
このネタについての真面目な賛否両論、質問、大いに結構(真面目でないものは、適切な処置を取らせていただきます)。
是非、なんでもコメント欄に残してください。

自分はですね、某食品を取り扱う会社で品質管理の仕事を行っております。
残留農薬、残留抗菌剤、残留添加物等々の項目について、食品分析を行っております。うなぎで問題になっているマラカイトグリーン、ロイコマラカイト、エンロフロキサシン等々の抗菌剤の分析も勿論行っております。
簡潔に申しまして、食品の安全・危険について携わっている専門なんです。

中国側が日本向けに生産した食品であるにも関わらず、日本の法律を遵守しないこと、日本の輸入メーカーがきっちりと検査をせずに流通させること、これらは犯罪と言っても過言ではない「痛い」社会的・国際的モラルだと思います。

きちんと法律が決められている。
内容がたとえ理不尽であろうとも、法律があるなら遵守しなければならない。
どんな法律であっても当たり前ですよねぇ。
もしも法律の内容が理不尽と思うならば、変えるためにまずは動かなければならない。変えないうちに、理不尽・理不尽でないを勝手に判断して法律を破る行為は決してあってはならない、そう思います。

この薬物の残留値の件。
基準値を遵守すること。これは、先にも申しましたが最も大切なことです。
しかし、基準値オーバーした食品を摂取したからと言って、「危険な食品だ」と考えるのは大きな間違いです。
マスコミの過剰報道に踊らされて、基準値違反したものを「危険」だと洗脳されることで、一消費者として損をしていますよ。マスコミの言うことが全てではありません。
自分はこの場で、色々と言ってきましたが、これもそうです。
「危険」と大騒ぎするのは過剰報道だと思います。

別に自分は、中国産の食品が買われようと買われまいと関係ありません。
つまり、自分の働いている会社の中国産の食品が売れなくなることで、自分の身の危険(会社の倒産など)があるわけではありません。国産もたくさん取り扱ってますし、代替することはいくらでも可能です。まぁ、値段は上がりますが。それも消費者が良いっていうならそっちの方が利益率は高いし、問題なしです。
今から書くことは、読んで頂いている方々が賢い消費者になるために、専門で仕事をしている人間として公正な立場からアドバイスをしたくて書いているとご理解ください。

公正な立場。公正な見解。科学的見地。これです。

今、流通している基準値違反の食品。これらを摂取したからと言って身体に害があるとは限りません。
ほとんどの場合、害はありません。

「基準値違反」ということですから、明確な残留基準があります。
速度違反といっても、どこからが速度違反か分からないようじゃぁ、法律の意味がないですもんね。どこかで線引きをしなければなりません。その考え方と同じで、薬品が残留していたら駄目ではなく、残留基準値を超えてたらアウトなんです。

じゃ、そもそもその日本の残留基準値とはどのようにして決められているか。

まず、基準値の考え方ですが、基準値を考える上でADIという言葉が出てきます。
このADIというのは、、、
「一生涯、毎日摂取し続けても健康被害が出ないであろう摂取量(無毒性量)」です。
これを基に、あらゆる食品の基準値が定められています。

このADIっていうのは、まず動物実験を行う。通常ラットの一生涯(2年間)とマウスと犬(1年間)を使う。
毎日エサに当該薬物を混ぜて食べさせ、どれぐらいの薬物が混じっていれば問題が出るかを調べる。その際には動物を解剖して全身にわたって細かい異変がないかも調べる。また、繁殖試験といって、3世代にわたって毎日食べさせて各世代に問題が出ないかを調べることも行われる。その結果、問題が出なかった量を知ることができます(無毒性量)。

この数値に動物と人間の違いを考慮して「安全係数」として『1/100』をかけた数値。その数値がADIです。



つまり、そもそも基準値とは動物の一生涯において毎日与えても無害だった量に、更に更に安全を期して、1/100をかけた数値なんです。
分かりますか?この危険率。
この数値を、2倍上回った。10倍上回った食品を摂取した。
じゃ、すぐに害が出るレベルだと思いますか?

BSE問題の一連において「科学的根拠」という言葉が頻繁に使われました。
専門家からしてみれば、馬鹿馬鹿しい問題なんです。

「危険だ危険だ、輸入禁止だ!!」と日本政府は声を大にしました。
アメリカは「危険、ってどれだけ危険?輸入禁止にする理由は?科学的根拠は?」こう言いました。

あれだけマスコミはボッコボコにアメリカ牛を叩きましたたが、BSEがどのくらい危険か知ってますか?
危険部位を除去した牛を食べてる日本人にとって、BSEによって死に至るのは
0.00001名なんです。
これは実際の被害データを日本人の人口と食習慣に換算した数値。

つまり、この数値は1万年に1人BSEが原因で死ぬと言っているのと同等の数値です。

こんな危険レベルのことをあれだけ大袈裟に取り上げるのがテレビなんです。日本政府の安全に対する見識なんです。

危険率に関する面白い数値を掲載します。
日本の全死因データから何人に1人がこの原因で死ぬか。

たばこ(1箱/日)  1/200
アルコール  1/250
原付自転車  1/250
ハングライダー  1/550
肥満  1/600
心臓カテーテル  1/1000
造影剤注入  1/2000
自動車  1/4000
肺内視鏡  1/5000
自転車  1/8000
胃カメラ  1/10000
家事  1/15000
市街歩行  1/20000
肺レントゲン  1/20000
エイズ  1/30000
医薬品  1/80000
スキー  1/100000
原子力発電所放射能 1/200000
残留農薬・食品添加物  1/500000以上

(Dr.ファースト 1990年:「持続可能な農業と日本の将来(化学工業日報)」より転載)


お分かりになりますか?
マスコミは食品の残留薬物を大袈裟に騒いでいますが、安全性の定量的な話だと、その25倍「街を歩くな!」、その100倍「車乗るな」、その2000倍「タバコ売るな、アルコール売るな!」って騒いだらどうでしょうか。

いかに日本のマスコミが科学的根拠に乏しいかが、実際の死因データから分かりませんか?

なんで農薬が使われるか。
なんで抗菌剤が使われるか。

生産者の気持ちに立って考えてみたらどうでしょう。
そりゃ、日本人にしても中国人にしても生産者の考え方は基本的には同じ。

「自分が生産した食品が売れたらいい。」

これですよ。

誰も「食べる人を苦しめてやろう。」なんて思って生産してる人いませんよ。
残留値が高かったら返品になる。そしたら一年間かけて育てた食品が全く売れない。そして損害賠償等々。
違反をすることでメリットがある生産者なんていないんです。
じゃ、なんで農薬・抗菌剤が使われるか。

当たり前の話です。
自分が生産する食品を害から守るためです。自分が育ててた金魚が病気になって死にかかってる。そんな時、どうしました?金魚に緑色の薬剤を塗って、病気を治療しませんでした?
あれが今、問題になってるマラカイトグリーンという薬剤。

世の中から農薬や抗菌剤がなくなったら、食品は生産できません。

無農薬がいいなら、一回自分で育ててみたらいい。
変形したキュウリや、虫食いキャベツができるでしょう。
そしてそれらを消費者の目線でみて、スーパーに並んでたら「買うか」どうかを考えてみたらいい。


もう一回、語弊のないように言っておきます。
生産ルールを破る中国はモラルが間違っている。
しかし、安全面で考えると消費者は例え少々残留値オーバーした食品を口にしたところで大袈裟に考える必要は全くない(ADIの考え方)。それによって死に至る危険性は、街を歩く危険性の1/25。

安全面で考えると、隕石が落ちてくるのを「危険」と騒いでいるのと同等であり、タバコを吸っている人が「中国産は恐い」なんて言うのは滑稽極まりない。

中国のモラル・背景については大問題。

あ、それと最後にもう一つ。
加熱により、抗菌剤・農薬の多くは分解します。
うなぎのマラカイトグリーン(沸点160℃)で騒いでる人。
タレ(油)をつけて、しっかり焼けば残留物は分解します。

危険と大騒ぎしたあなたは、うなぎを生で食べるのですか?
だから大騒ぎするのですか?
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テーマ:食に関するニュース - ジャンル:ニュース

 
 
 
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この記事に対するコメント
 
 

中国のモラルは、周知の事実として、マスコミの商売本位についてのコメントです。学生時代は「報道=事実/真実」だと思ってました。でも、社会に出て働いているうちに部数の為に、人によってとらえ方が変わるであろう表現、悪く言えば脚色している事が分かってきました。そんなはずないよ!とおっしゃるあなた!これが真実なんです!具体的な根拠は有りますが、この場では、言えません。ご了承下さい。つまり、報道を全て鵜呑みにしないで下さい。興味がある報道があったら、精査してみて下さい。真実では無い事が分かりますから。。念のために、全ての報道が当て嵌まるとは思ってませんので、そこだけはご理解下さい。
【2007/07/12 09:08】 URL | つぼ #- [ 編集]


私もマスコミのむやみに不安だけを煽る報道には、問題があると思います。
少なくとも、食品については“科学的根拠のない報道”が目立つ。
なので、このように食品に携わる方が声を発してくれるのは、私たち一般消費者にとってはありがたいと同時に、「マスコミも勉強しろよ~」と思ってしまったり(^_^;)

マスコミの食品報道の問題点を書いた『メディアバイアス あやしい健康情報とニセ科学』-松永和紀 著-はおすすめです。
【2007/07/12 09:55】 URL | む~ #9L.cY0cg [ 編集]


>>つぼさん
最近の社会の風潮として、「教えて君」が多くなったように思う。こんなにネット社会が充実してきて、本も多岐に渡って充実している。
そんな中にあっても、自分で調べもせずにすぐに「教えて」と言う。これがよくないことやと思うのね。
簡単に人から「教わる」と、事実にプラスしてその教えた人の主観が入る。つまり教えてもらった人はその事実について考えるときに、教えた人の意見が頭の中で充満する。結果的に、自分の意見なんてなくなってしまう。

一般的に「悪い」と思われていることでも、もしかしたら「良い面」もあるのかもしれない。そう考えることが実は事実を把握する一番の手なんやけどね。

つぼさんからしてみれば、俺がブログをやっていること自体、滑稽やろうし意外やろう。そして何より続けていることが一番のギャップやろう。
世の中の意見に左右されずに自分の考えをインターネットで発信しよう。そう思った。
勿論、主観で展開するから時には批判的な意見もあるやろう。それもこの場で討論したらいいんじゃないかと。そんで本当の真実を把握していけたらそれでいいだろう、と。

おそらく情報化社会になるにつれて人間は、事実を他人から知ることのみに任せすぎてるんやないかと。だから事実が捻じ曲がって伝わって理解する。悪循環だと思うけどね。

>む~さん
初めまして!ですよね。
どういう経緯でここに辿りついたか存じませんが、せっかくの縁です。これからも何卒、ご自愛のほどよろしくお願いいたします。

>>食品については“科学的根拠のない報道”が目立つ。
これは全くの同感です。
しかし寂しいことにこう考えることのできる人はあまりいません。
物事は全て白か黒。定量的な話ができない。害があるって言うなら、食品を摂取することですら実は癌の起因なんだけどね。じゃ、食品を摂取することを止めるのか?と問いたくなる。
科学的根拠に基づいた考え方ができると、世界が少し違ってみえてくるんですけどね。

>>『メディアバイアス あやしい健康情報とニセ科学』-松永和紀 著-
松永和紀さんは、勿論知ってますし、この本も読んだことがあります。松永さんは農薬を主に専門としたフリーのライターです。よく農薬学会とかにいらっしゃったりして、挨拶もしたことあります^^
たぶん、む~さんは存じていらっしゃると思いますが、この方は女性ですよ。和紀(わき)さんです。名前に惑わされないようにw
【2007/07/13 00:48】 URL | 管理人 #GpT49UKE [ 編集]

まったく素人ですが
テレビなんか見てると凄い騒ぎで、大変なことなんだ!と思ってたことも、こうして詳しく説明してもらうと意外と大した事なかったんですね!
まぁ、マスコミにしてはなんでもネタがあれば面白おかしく扱って事を大きくするのはありがちですが、政府としては、防げるものは大なり小なり悪いものは悪い!で防ぎたいのではないでしょうか・・・。
昔よく言った「1円盗むも1万盗むも泥棒は泥棒」てな具合で・・・。
でも、確かに管理人さんが言われるとおり、こんな事を大きく取り上げるくらいなら「車のるな!煙草売るな!アルコール売るな!」って騒いだ方がマシですねw

それよりも個人的には「ダンボール肉まん」にビックリです!中国はオリンピックを前に今むちゃくちゃですね・・・
【2007/07/13 17:43】 URL | ボクサー #- [ 編集]


ボクサーさん

いつもコメント頂きありがとうございます。

>それよりも個人的には「ダンボール肉まん」にビックリです!中国はオリンピックを前に今むちゃくちゃですね・・・

たしかにめちゃくちゃな事件ですよね。憤りを感じます。
しかしこれもですね、定量的に考えて欲しいんです。こういうことをやっている中国人はどれだけいるだろうかと。

実際に中国で食品の生産に携わっている方は日本人よりもはるかに多いのです。
こんな不祥事を起こす中国人はそのうちの何パーセントかと。それと日本でミートホープ、不二家のように不祥事を起こす企業は日本の生産者の何パーセントかと。

5000人の中で、どうしようもない奴が50人いました。一方で1000人の中で20人いました。この場合、1000人の中で20人の方が2倍ひどいんです。

しかし、5000人の中で50人の方が絶対量が多いため目立つからそこを叩こうとする。実際は1000人の中で20人の方がひどいにも関わらず。

こういったことをきちんと理解せずにさも当たり前かのように絶対量の多い方を悪として報道しているのがマスコミの偏り報道です。

我々、消費者としては自分が口にするものが安全である確率が高いほうがいいんですよね。国産のものを食べ続ける、中国産のものを食べ続ける、果たしてどっちが安全なものを食べれるかということです。

全ては確率です。

正直、この手の仕事をしていますので、現状をよく知っていますが、日本の食品は輸入品よりもはるかに規制がゆるいですよ。

輸入品は、生産国で一回、検疫所で一回、メーカーで一回、卸業界で一回。これだけ検査の目が張られています。

国産はメーカーで一回、卸業界で一回。
これだけです。生鮮品に関してはJAが絡むときもありますが。

私としては消費者には国産だから安全だとか、そういう捉え方はしないで欲しいと思っています。
国産でもほんとに怪しい業者ありますよ。さすがにここでは言えませんがwww
【2007/07/16 02:34】 URL | 管理人 #GpT49UKE [ 編集]

 
 
 
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